028.3分のプレゼンに、2人の知事が動いた

6月のビジネスピッチから、想定外の展開が続いています。

当日のプレゼン時間はわずか3分間。タイマーのカウントダウンに焦りながらも話し切った結果、配信をご覧になった2名の県知事から相次いで問い合わせが届きました。自治体担当者からも「そんな方法があったのか」と驚きの声が上がっています。台風の逆境の中で届けたプレゼンが、着実に全国へと波紋を広げています。

現場では今、見えにくいリスクが存在しています。国の配置基準を満たしていても、洗い物や事務作業で先生が席を外した瞬間に事故が起きる可能性がある。基準を守るだけでは、子どもの安全を完全には守りきれないのが現実です。

この問題を解消する鍵が「無資格の保育補助」の方々の存在です。現場を日々支える補助の方々が、働きながら国家資格を取得できる仕組みを整えれば、現場の負担軽減・給与アップ・人手不足の解消に同時に直結します。自治体の広報紙やWEBを活用すれば、予算をかけずに地域全体から人材を育てることも可能です。資格者を外から探すのではなく、すでに現場にいる人をプロに育てる。この発想の転換が、今の保育業界に最も必要なことです。

3分のプレゼンが知事を動かした背景と、保育補助が現場を救う仕組みの具体的な可能性を今回お伝えします。

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027.「東京の人は信用できない」と言われた日

新幹線に乗って訪れた、ある遠方の自治体。担当者から開口一番に返ってきた言葉は「東京の人は信用できない」でした。

自治体の予算をかけずに保育士を確保できる「資格取得支援制度」の提案に伺ったのですが、真剣に話を聞いていただくことすら叶いませんでした。過去に苦い経験があるのかもしれない。地域感情があるのかもしれない。それは理解できます。それでも、立ち止まっている場合ではありません。

一番困っているのは、人手不足で子どもを預けられず仕事を辞めざるを得ない地域の家庭であり、限界を迎えている現場の保育士たちです。制度を届けるべき相手は、そこに確かに存在しています。担当者の言葉がどれだけ冷たくても、その先にいる人たちのことを考えれば、足を止めるわけにはいきません。

実は私自身、現場で直接営業を行うのは約20年ぶりです。議会時期のバタバタや役所特有の文化、地域ごとの感情。自ら動くからこそ見えてくる現実が、確かにあります。思い通りにいかないからこそ、現場の課題がリアルに伝わってきます。長野市での手応えがある一方で、こうした壁も存在する。それが今の保育行政の正直な姿です。

どれだけ厳しい対応をされても、後ろを振り返っている暇はありません。塩対応の自治体訪問から見えた現実と、それでも前を向き続ける理由を今回お伝えします。

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026.3分の2の園が答えなかった。子どもを守る「当然の義務」の話

国が11万施設を対象に調査したところ、回答したのはわずか3分の1。さらにその中でも、性犯罪者排除のための「登録確認システム」に登録すらしていない、あるいは実際には使っていない園が多数あることがわかりました。

子どもの安全を守ることは、経営者として当然のリスク回避です。人手不足を理由に後回しにしていいことでは、決してありません。やるべきことをやっていない園が、これほどの数に上るという現実に、強い危機感を覚えます。

保育は一つの園だけで完結する問題ではありません。自分の園だけ良ければいいという考えを捨て、地域全体で子どもを見守る仕組みを作ること。長野市での連携協定が示すように、自治体・園・地域が本気で動けば、状況は必ず変わります。

新しい仕組みを柔軟に取り入れ、本気で変革を目指す園にこそ、学生も保護者も集まります。地域の人材をプロに育て、子どもたちの安全を守ることは、やがて地域社会全体を支えることにつながります。当たり前のことを当たり前にやる。そこから、本当の意味での保育の改革が始まります。

今回は保育現場が今すぐ取り組むべき課題と、地域で子どもを育てるための覚悟をお伝えします。

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025.バーが閉店したら、朝7時のスーパーが好きになった話

10年以上通い続けた、私の「サードプレイス」とも言えるバーが閉店しました。

仕事終わりに一人で座り、グラスを傾けながら思考を整理するあの時間は、私にとって欠かせないリセットの場でした。夜の居場所を失ったことを機に、思い切ってお酒を控える生活を始めることにしました。

やめてみて気づいたのは、体調の良さと時間の豊かさです。最近の私の楽しみは、日曜の朝7時にスーパーへ買い出しに行くことです。自分で赤飯を炊いたり、パンチェッタを仕込んだり、チキンライスの美味しさに今さら感動したりと、キッチンで過ごす時間が新しい癒しになっています。深夜のバーに通っていた頃の自分が見たら、きっと驚くでしょう。

さらに新しい趣味として「釣り」を宣言しました。ただし現状は、道具すら持っていない完全な「エア釣り」の状態です。Amazonで釣り道具を眺めること2年、今年こそ本気で始めます。いつか早朝に魚を釣り上げ、自ら料理してから昼に出勤する。
そんな「釣りバカ日誌」のような生活を、本気で夢想しています。

仕事一筋だった生活にぽっかり空いた穴を、新しい習慣でどう埋めていくか。
50歳を過ぎてから見えてきた、ちょっと意外な日常の変化と新たな楽しみをお伝えします。

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