018.80名の市長を前に、6分間で日本の保育を変えにいく。

6月27日、全国から集まる約80名の現役市長・知事の前で、6分間のプレゼンに挑みます。弊社がビジネスコンテストのファイナリストに選ばれました。

正直なところ、これまでこうしたコンテストには消極的でした。
「保育の人材に関しては自分が一番詳しいのに、なぜ専門外の人に評価されなければならないのか」という思いがあったからです。
しかし今回は違います。審査員席に並ぶのは自治体のトップたち。
私たちが培ってきた「保育人材確保の最適解」を直接届けられる、またとない機会です。

普段のセミナーはぶっつけ本番派ですが、今回ばかりは話が違います。
早朝の誰もいないオフィスで、秒単位の練習を繰り返しています。
6分間で語るのは「今できる最大限の保育人材確保策」。
これが伝わらなければ日本が危ない、というくらいの覚悟で臨みます。

結果がどうあれ、この挑戦を通じて首長たちに直接届け、地域から保育の未来を変える一歩にしたい。懇親会は少し苦手ですが、そこは社員の力も借りながら全力でぶつかります。

この挑戦に懸ける想いと、6分間に込めた内容を今回お伝えします。

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017.予算ゼロで保育士不足は解消できる。自治体と組む逆転戦略

自治体との「連携協定」が、保育士不足を解消する新たな突破口として注目されています。

連携協定とは、企業・自治体・学校など異なる組織が手を取り合い、共通の課題を解決していく協力体制のことです。
最近では、大阪府寝屋川市や長崎県大村市といった意欲的な自治体との提携が進んでいます。
寝屋川市は市長直轄でいじめ対策に取り組むほど教育に熱心な街。
大村市は55年連続で人口が増え続け、「子育てしたい街全国1位」にも選ばれた、全国的にも注目の自治体です。

こうした自治体が持つ「地域への信頼感」と「広報力」に、20年以上培ってきた採用のノウハウを掛け合わせることで、情報の届き方が劇的に変わります。
新たな予算をかけずに今あるリソースを組み替え、滞っていた採用の歯車を再び動かす。
それが私たちの提案です。

保育士不足は、一つの園や一つの企業の努力だけでは解決できません。
自治体と民間が本気でつながることで、初めて地域全体が変わっていきます。
実際に市長と直接お会いして感じたリアルな手応えをもとに、全国に広げていくための具体的な戦略を今回お伝えします。

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016.入社1年目に「編集長」を任せた男の、後悔と確信

保育経営者向けの冊子「園長通信」。
創刊から5、6年が経ちますが、その誕生の裏には一人の若手社員の奮闘がありました。

当時、私は入社1年目の彼女に「編集長」を任せました。
「先輩の意見も聞きながら、最後は自分の考えでやれ」
そう背中を押した彼女は、3年間、誰よりも真剣にこの冊子を形にしてくれました。
あまりの忙しさに私自身が「もうやめようか」と弱気になるほどでしたが、彼女の強い意志が続けさせてくれたのです。

その彼女が退職し、一度は休刊。
しかし「どうしても出し続けたい」という想いを抑えられず、自ら復活させました。
今は企画から取材、執筆まですべて私が手がけています。
渾身の原稿を社員に「スペースに入りません」とバサバサ削られることもありますが、それも良いものを作るためのプロセスだと思っています。

誌面では、時に物議を醸す人物の主張や、注目の自治体首長へのインタビューなど、他では聞けない現場の真実にこだわっています。
数字や制度の話だけでなく、保育経営の本質に迫るコンテンツを届けること。
それがこの冊子の使命です。

最新号は6月末発行予定。
保育経営のヒントが詰まった一冊、ぜひ手に取ってみてください。

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015.なぜ今、あえて「紙」なのか。15年間選ばれ続ける採用誌の秘密

Web全盛の時代に、あえて「紙」を選び続ける理由があります。

私たちが15年以上発行し続けている新卒保育学生向けフリーペーパー「ココキャリノート」。デジタル化が進む今もアナログにこだわるのは、手に取り、ページをめくり、質感とともに情報を得る体験に、保育という温かみのある業界だからこその価値があると考えているからです。

この冊子の最大のコンセプトは、園の募集要項を並べるのではなく、現場で働く「人(保育士)」にスポットライトを当てることです。プロのカメラマンが本格的な機材を持ち込み、先生一人ひとりの輝く表情をクローズアップします。

給与や勤務条件といった数字では見えてこない、園ごとの考え方や想いをストーリーとして届けたい。それがこの冊子の核心です。

特に人気の企画「先生、母校に帰る」では、卒業生が養成校を訪ねることで、恩師や後輩との新たなつながりも生まれています。

保育現場のネガティブな情報が溢れる今だからこそ、前向きに誇りを持って働く先生たちのリアルな姿を届けることに意味があります。

学生の夢を後押しし、ミスマッチのない採用につなげる。
そのための戦略と制作の裏側を、今回お伝えします。

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014.「条件」では人は動かない。採用パンフレットを“絵本”にした理由

採用パンフレットを、全編イラストの「絵本」にしたら、どうなるか。

タイトルは『なんで雨の日は虹がないの』。私がプロデュースした、少し変わったパンフレットです。

一般的な採用ガイドといえば、表紙に園の建物、ページをめくれば沿革と役職者の写真。多くの学生がそのまま棚に戻してしまうのが現実です。そこで、園の想いを「物語」として届けることにこだわりました。

このパンフレットでは、理事長はあくまで「作者」として最後に一歩引いた形で登場します。主役は、そこで過ごす子どもたちと、日々奮闘する先生たちです。福利厚生を羅列するのではなく、職員へのインタビューを通じて、どんな想いで働き、どんな研修で何を学んだのかを一つのストーリーに仕立てています。

こうした冊子は採用だけでなく、保護者や地域の方々に園のこだわりを伝えるツールにもなります。人は「物語」に触れたとき、初めて心が動きます。単なる人手不足の解消を超えて、園の志を地域全体に届けていく。そんな採用戦略の新しい可能性をお伝えします。

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013.「優しければいい」は大きな誤解。不適切保育の背景にある構造問題とは

「保育士さんは優しそう」。そんなイメージを持たれがちですが、「優しい」という言葉の裏には、非常に高度な専門性が隠されています。

ニュースで取り沙汰される不適切保育や虐待の問題。現場の忙しさやストレスが背景にあるとも言われますが、あえて厳しく言わせてください。どんなに忙しくても、感情をコントロールし、子どもの変化を繊細に捉えながら発達を支えるのが専門家としての本来の姿です。感情に任せた行為は、専門職としての適性に欠けると言わざるを得ません。

しかし、その背景には深刻な人手不足という構造的な課題があります。現場の違和感に気づいていても「今この人に抜けられると困る」と見て見ぬふりをせざるを得なかったり、資格さえあれば誰でも採用しなければならなかったりする現実があるのです。

この状況を変えるには、資格の有無にとらわれず、保育のセンスや志を持つ人を迎え入れ、園全体でプロに育てていく仕組みが必要です。助成金を活用しながら働きながら資格取得を目指せる環境を整えることで、園側の負担を抑えつつ質の高い人材を育成できます。

単なる人手確保ではなく、プロとしての誇りを持った人材をどう増やすか。そのヒントをお伝えします。

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012.卒業生が半減…「実習採用」だけでは限界?これからの園に必要な“育成型採用”とは

保育業界の採用に、大きな地殻変動が起きています。

これまでの主流は、養成校からの新卒採用でした。実習を通じてお互いの相性を見極め、そのまま就職につなげるルートは、コストを抑えつつミスマッチも防げる理想的な形でした。しかし今、その前提が崩れつつあります。

少子化の影響で、保育士を育てる短期大学や女子大の募集停止・共学化が全国で相次いでいます。ピーク時に4万人を超えていた卒業生数は今や2万人台まで減少し、定員割れによる学生の質的な変化に悩む現場の声も増えています。

「待っていれば実習生が来る」時代は終わりました。

そこで今、注目したいのが「国家試験ルート」の強化です。現場で働く無資格の保育補助の方々が、働きながら資格を取得できるよう園がサポートする仕組みです。「学校を出ていないとプロじゃない」という固定観念を捨て、子育て経験者など多様な人材を迎え入れ、園全体でプロを育てていく。この「育成型採用」へのシフトこそが、深刻な人手不足を乗り越える鍵です。

今回は、採用の構造変化と、これからの園に求められる具体的な戦略をお伝えします。

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011.「認可外=質が低い」は本当か?認可・認可外の歴史と、本当に良い園の見極め方

「認可外は質が低い」「事故のリスクが高い」。保護者からよく聞くこの声ですが、それは一概には言えません。

歴史を紐解けば、認可園が対応しきれなかった0〜2歳児の受け皿として、共働き世帯を現場で支え続けてきたのは民間の認可外施設でした。また、あえて認可を受けない道を選ぶ園も存在します。国の厳格なルールに縛られず、独自の教育哲学や自由な保育を追求するために、補助金に頼らず自立した運営を行うプロフェッショナルな園です。

かつて専業主婦が当たり前だった時代から、共働きがスタンダードになった今、保育の役割は劇的に変化しています。園は単に「子どもを預ける場所」ではありません。少子化が進み「選ばれる努力」が求められる時代だからこそ、認可・認可外という枠組みを超えて、その園がどのような志を持ち、子どもの主体性をどう育もうとしているのか。その本質を見極めることが重要です。

制度の裏側にある真実を知ることで、保護者は納得のいく園選びができ、園側は自分たちの強みを改めて言語化するきっかけにもなります。今回は、その両方の視点からヒントをお伝えします。

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010.「待機児童ゼロ」の裏で何が起きているのか?松戸市の取り組み

「待機児童はほぼ解消された」。そんなニュースを見て、安心していませんか?

実はカウント方法の変更により、数字上は減っていても、実際には預け先に困っている家庭が存在します。希望の園に入れなかった場合や遠方の園を断った場合は、「待機児童」には含まれないのが現実です。

こうした”場所の偏り”を解消する取り組みとして注目されているのが、松戸市の「送迎ステーション」です。

今回は制度の裏側にある実態とともに、これからの保育インフラのあり方と具体的なヒントをお伝えします。

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009.園バスは必要か?1時間送迎の裏にある保育業界の現実

「幼稚園はバス、保育園は徒歩」。そんなイメージは、もう変わりつつあります。

車社会の地域では自家用車送迎が主流になり、園バスの役割は大きく揺らいでいます。

一方でバスを維持する園では、運転手不足や安全管理の負担に加え、少子化の影響で送迎時間が1時間を超えるケースも出ています。

園バスを続けるべきか、それとも見直すべきか。

今回は現場のリアルをもとに、これからの園運営における判断のヒントをお伝えします。

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